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□戌子とクレープ
「突然だが『あさぎ』、キミに任務だ。桜架市にかなり強力な虫が現れたらしい。そいつを捕獲、もしくは殲滅してきてくれ。あ、そうそう、『かっこう』は今別の任務で出ているから寂しいだろうが一人で行ってくれ。」
「別にかっこうなんてどうでも―」
「それじゃ」
言いたいことだけ言ってさっさとどこかに行った彼は『土師圭吾』。この東中央支部の支部長だ。
「はぁ…今日はやる気がおきないのだー」
呟き、ぐーっと背伸びをする彼女は『獅子堂戌子』。この特別環境保全事務局、通称『特環』ではかっこうの次に強いと言われている。
「さて、行くかー」
いつものように黄色いかっぱを着てアメをくわえ、愛用のベスパに乗って特環を出た。
- 桜架市へ直行なのだー
- ちょっと寄り道♪
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