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□ムシウタ小話@
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「また任務か…。土師は人使いが荒いな…。」
「いつものことなのだー、いい加減慣れるのだー」
「とりあえず、お前は早く出てけ。」

戌子を追い出し、側にかけてあった漆黒に染められたロングコートを身に纏い、顔全体をすっぽりと覆い隠すゴーグルをつけ、隠していた愛用の拳銃を装備した。
部屋を出て戌子と合流し、Cに任務の場所を聞いた。

「あ、かっこうさん!」

やたら嬉しそうな声の主はケータイごしから聞こえるCという少女だ。

「任務の場所はどこだ?」
「えぇと…かっこうさんの任務、と…あ、ありました。データを転送しますね。」

Cがそういうと、かっこうと戌子のゴーグルに目的地の場所が映し出された。

「よし、行くか。」
「さっさと終わらせるのだー。」

そうして二人はむしばねの殲滅に向かった。
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