黒蝶奇譚

夢七夜(完結)
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作品紹介(裏表紙)



 作品紹介

 みちなき みちなる とびらを ひらいて
 ゆめみし せかいへ ゆくみち しるす
 さんかく とりいの やまのうえ
 めぐり めぐりて やまのうえ
 ねがいの かなう いどのなか
 ねがい ねがいて のぞいては
 みたまの ゆくすえ やみよに あんじて
 ななしが うたう いついつまでも――
(『ななしのうた』三番より抜粋)
 語り手である“私”は、わらべ歌に出てくる山の上で、見知らぬ小さな女の子と出会う夢を見た。“私”と女の子は夢の中で対話し、それは、七晩に渡り続けられる。そこで語られる中で次第に明らかになっていく、“私”と女の子の意外な繋がりとは――?
 “今ここにあること”の“えにし”を結ぶ摩訶不思議な物語。
解説・夢現の物語 織宿


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