空想詩集
□即興物語詩編
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『青と黄と白の世界での目覚め』
夜 砂丘の陰で
半ば埋もれかけている
旅人とおぼしき人影
かすかに漏れる息は白くほどけ
その周りには砂に混じって
キラキラと
月の光を反射する
きらめくガラスの破片が散らばる
END.
作/新名在理可
『天地逆転の砂上の楼閣にて』が比較的長文の場面描写だったので、もっと短い文の場面描写でも大丈夫です、との例で書いたもの。
元の文では句読点が付いていて、実際は一文として書かれています。
一応、『天地逆転の砂上の楼閣にて』のその後を連想させる場面を書いていますが、さらにこの続きの物語は全く考えておりません。
(新名在理可)