両手いっぱいの花
□どうでもいいこと
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今日の空の色とか グリンピースの残し方とか
好きな動画の再生回数とか
全部、どうでもいいこと。
あの子とのメール文とか あの子の今好きなヤツとか
あの子の僕を見る目とか
全部、どうでもいいこと。
どうでもいいのに忘れられないんだ、どうでもいいのに吹っ切れないんだ
脳に残る君の姿を、まだ大事に取っといてるんだよ、僕は 僕は
ホントどうでもいいんだけどね・・・
塾に履いてくシューズの色とか ケータイのメモリの空き容量とか
同じ色のシャーペンの数とか
全部、どうでもいいこと。
過去の自分の情けなさとか 告白にかかった時間だとか
全部、どうでもいいこと。
どうでもいいのに捨てられないんだ、どうでもいいのに抱え込んでんだ
僕の記憶の君の部分だけ切り取れないかな？
それをそっと そっと
大事にしとけばいいのかな？
一気に削除しちゃえばいいのかな？
ホントどうでもいいことなのに、ホントどうでもいいハズなのに
なんで気にかけてるの？
僕に聞いても応答がなくて 怒ってみたら突き返されたの
質問をしたのは僕の脳なのに答える僕の心は泣いてたの
こんなどうでもいい考えは早く捨てるべきだったな
狂ったまんまの恋が幸せそうな君を哀しそうに見つめてんだずっと ずっと ずっと・・・
どうでもよくない君への愛とか すでに枯れてる君への想いとか
それを伝えられないままのモヤモヤとか
君にとってはどうでもいいこと。
失恋に泣く僕やその他とか それに気付かない君やその他とか
神様にとっては
どうでもいいこと。
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