仮面ライダークモハ


□世界
4ページ/32ページ

ということが経てから早一週間


クモハライナーの改造、修復が終わり


試運転をしたばかりなのだが



ここに至るまでに

新しい白虎号は座席のマットが固くて寝づらい!
とタイガがゴネたり


何故黒狼号(クモハライナー2号車)が後ろ側なのか、前にしろ!

とウォルフが怒ったり




その度になだめすかしたり毛布と枕を買い与えたり


お前には俺の背中を任せたいんだと説得したり


…………








………もうね、手間のかかるペットかと







ユキ
「虎時狼ー、これ駅長から。新しいクモハライナーのマニュアルだって」



虎時狼
「あー…俺は後でいいや先にタイガとウォルフに読ませてくれよ」


ユキ
「分かった」


タイガ
「そんなの面倒なだけじゃないか」

ユキ
「読まないでどうやって動かすのよ」


タイガ
「見たまま感じたままに動かす…つまりは」

ウォルフ
「本能か」

タイガ
「…だね」


ユキ
「うー…」


ぷくっと頬を膨らませ唸る


ユキ
「こ〜じ〜ろ〜、」

虎時狼
「…せいや―」

膨らんだ頬を指で突いた

風船が破裂して中の水が散った


何してんダ、コラ!

という無言のプレッシャーが下からくる


虎時狼
「読み聞かせてやってくれ、、絵本のように」

ぽんっと肩に手を置い


バシッと叩かれ


ユキ
「自分でやりなさいよっ―!!」




出て行った。。。




うん?肩に手を置いたのは悪かったか?


タイガ
(そこじゃないよ…)

ウォルフ
(この男、天然か)
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ