「なんか甘い匂いしない?」
「ん?あぁ、これでさぁ」
少し口をもごもごしたあとべー、とピンク色の飴をのせた舌を出してきた。沖田君は俺と目を合わせた後パクリと再び飴を食べて嬉しそうに笑った。
「旦那も食べる?」
「んーどちらかというと沖田君をたべたいな」
「変態…」
呆れかえったように溜め息をついてあの趣味の悪いアイマスクをつける。
放置か…。
「沖田くーん、寝ないでよ。寂しいよ銀さん…」
「…そういえば旦那ってウサギみたいですよね」
「う、ウサギ…?」
俺がウサギ?
ふざけるなよ沖田君。もし俺がウサ耳付けて「寂しいよー」みたいなこと言ってたらどうするよ。
自分でも想像しただけで吐き気がする。
だいたいそれは沖田君の役目でしょ。
「旦那いま変なこと思ったでしょう?」
「あははーやだな沖田君。いまだけじゃないよ銀さんはいつも沖田君のことばっかり考えているんだから」
「〜〜〜ッ」
顔を真っ赤にして俯く沖田君。
でもさっきの言葉は嘘じゃないよ。
「旦那」
「ん?なに」
「チューしてやってもいいですぜ」
「…まったく、素直じゃないんだから」
クス、と笑って可愛いプルンとした唇にキスを落とした。それから深いものに変えていけば時折聞こえる君の可愛い声。
素直じゃない君の誘惑の味は甘い甘いイチゴ味。
end
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管理人がイチゴの飴舐めていたときに思いついたネタ。
ヤク的には2人ともウサギのイメージがあります。