Poem
□Monochrome
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僕はただ1人
行くあてもなく
彷徨いながら 君を
探して立ち止まる
それは 僕を置いてく
流れる 人ごみ
無色の景色の中
モノクロームの世界
今も僕の時 止まったままで
白と黒の中 捕らわれたまま
抜け出すことできず もがきながらも
僕の明日を
待ち続ける
いつの日にか
2人並んで寄り添って
眺めていた 夕焼けの空 微笑んで
眩しいほどの赤色が 染みわたり
僕らを包み込んでいたね
今は僕の隣 空白だけが
ゆっくり音もなく 流れ過ぎて行くよ
こんな時にだけ たくさんの思い出
心色鮮やかに 甦るよ
今も僕の時 止まったままで
いつの日かどこかで 出逢えたときに
心から素直に 笑えるように
今だけは
泣いても いいかな