**for your dream**
□隣の席の君
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「なあケイ?」
リョウは携帯を見ながらケイに問いかける。
『んー?なにー?』
どこか間の抜けたようななよっとした声でケイが答える。
「オレらって」
『うん』
「付き合ってるよな?」
『はあ?!』
唐突な質問に持っていたペンを落とすケイ。
「え、なんで?」
『なんでもなにも、んなわけねえじゃん。』
「え、オレらッてそういう仲だろ?!なあなあ!!!」
携帯そっちのけでケイを問い詰める。
『ちょっと、おいっ!顔近いっつうの!!』
近づいてくるリョウを払いのけようとするがリョウは引かない。
『違うっつってんだろ?!』
「じゃあ、お前は誰のものなんだよ?」
『誰のものでもねえよっ』
「嘘だッ!!!!!!!」
『・・・(´Д`;)・・・ダレカタスケテ・・・・』
「ケイが浮気した」
『おい、オレ男なんかと恋愛してないぞ?
そんな趣味n「だよね!!!ケイが浮気するわけないよな!!」
『う゛・・・どうしてそうなるんだ・・・・』
ケイはリョウに純粋無垢な瞳を向けられる。
「うん。よしよしケイちゃんはいい子だ。」
リョウが頭を撫で撫でする。
『ケ・・・ケイちゃ・・・・』
「これからも、よろしくなっ★」