過去小説2

□看病サセテ
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「……ぶぇっくしょい!!」

休日に限って、風邪をひくなんて。綱吉は、とことん自分はついてないなと思った。

「きたねーぞ、ツナ。もっと可愛くくしゃみしたらどうだ」
「はぁあ?可愛くって意味分かんないよ」

綱吉は鼻をかみながら、銃の手入れをしているリボーンにそう言った。

「移されたらたまんねーからな。オレはママンと出かける」
「風邪引いた息子を一人置いてかよ!」
「こうゆう時こそファミリーに看病でも頼むんだ。じゃーな」

銃を片付け終るなり、リボーンは部屋から出ていく。
綱吉は恨めしげに睨みながら、フラつく足取りで薬を取るべく一階へと下りた。

「あら、ツナ。起きて大丈夫なの」

キッチンへ行くと、ビアンキが最初に気付いて声を掛けた。

「心配すんなビアンキ。ただの風邪だ」
「なんでお前が答えんだよ…」





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