過去小説1
□独白
2ページ/4ページ
(本当は…永遠に離したくはないんです…っ…僕の腕の中に居て欲しい…)
それはいまでも届きマスカ?
あの頃と変わらぬ想いで…
(ずっと愛し続けますから…っ…)
自分を…あなたまでもを、傷付ける事でしか
自分の存在を感じることが出来なかった、あの頃の愚かな僕に。
暗闇で染まった心に脅えた僕に。
そっと寄り添って、僕の体を抱き締めてくれたこと
浄化してくれたこと
(いつまでも、忘れません…たとえ何度転生しようとも…)
君と初めて出会ったあの日のことを
今でも覚えているように。
この想いは永遠だと誓います
あのときは何度目の転生かは忘れてしまったけれど。
大海原で空に愛されているかのように