過去小説1

□独白
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(本当は…永遠に離したくはないんです…っ…僕の腕の中に居て欲しい…)


それはいまでも届きマスカ?

あの頃と変わらぬ想いで…

(ずっと愛し続けますから…っ…)




自分を…あなたまでもを、傷付ける事でしか
自分の存在を感じることが出来なかった、あの頃の愚かな僕に。

暗闇で染まった心に脅えた僕に。

そっと寄り添って、僕の体を抱き締めてくれたこと

浄化してくれたこと

(いつまでも、忘れません…たとえ何度転生しようとも…)

君と初めて出会ったあの日のことを

今でも覚えているように。

この想いは永遠だと誓います





あのときは何度目の転生かは忘れてしまったけれど。

大海原で空に愛されているかのように
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