小説4
□新婚サンU
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新婚生活が一ヶ月を過ぎようとしていたある日の夜。
ベッドルームはスプリングの軋む音と互いの声が支配されていた。
「ちょっと、あなた!いつになったら抱かせてくれるんですか!」
「言い方おかしいですよっ」
「じゃああなたが僕を抱きますか?僕に突っ込んであえがしてみますか??」
「何馬鹿な事言ってんですか!!」
「じゃあ抱かせてください。結婚してもさせてくれないなんてっ…あなたは鬼だ!」
「嫌ですよ怖いですもんっ」
嫌がって暴れる旦那を取り押さえ組み敷きながら、妻はキスを降らす。
「怖がらないでください…。優しく、しますから…」
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